思案投首、香港MBA生活

元銀行員、現香港MBA学生がMBAについて、キャリアについて、私生活について等、彼此考えるブログ

マネジメント 〜テスト終わったのでざっくりサマリー其の壱〜

テスト終了→翌日シンガポールへ→そのまま上海へ→ついでに古巣の深センに立寄り→一昨日深夜帰国→昨日からもう授業。という状況です。欲張って週末も使ってしまったけど、少し休めば良かった。。。

 

ということで、もうフルスロットルで2ndセメスター始まってますが、このまま行くとまたブログが停滞するので、高速で1stセメスター振り返り。

 

1st&2ndセメスターは基本的に全て必修科目でしたが、今日は取りあえず以下の科目。

◯Management of Organizations 

マネジメントの基礎口座。スティーブン・ネイソンという、陽気な名物教授のお馴染み講義。イエーイ!(教授の口癖)

・意思決定における認知バイアス

・LeadingとManaging

・ネゴシエーション

といったトピックスに関してビジネスケースやビジネスシミュレーションを用いて体系的に学習する、といった内容。

基本的には、「目からウロコ」な話ではなく、「まあ、そうだよね。」といった内容。但し、改めて、人間が如何にバイアスのかかった意思決定を下してしまうか、組織の現状によって求められるリーダーシップのスタイルはどのように変わるか、等々を改めて整理して頭に入れられた、という点で個人的には非常に得るものがあったと思っている。

 

特に、ハーバードの有名なケースである「エリックピーターソン」(多分他のMBAの人もやってるんじゃないかな?)では、ハーバードMBAを卒業した優秀な人物が、組織の中で様々な問題に囲まれ、最終的に会社をクビになるまでの経緯(実話)が克明に描かれていて、なかなかに面白い。

その組織がどのような問題を抱えており、そのマネジメントに如何にして失敗したか、彼は彼自身の困難な状況に如何にに対処するべきだったのか、上部のマネジメント層はどうするべきなのか、といったことが講義を通じて徐々に炙りだされていく。

 

そのストーリーの中には、もうダメダメな上司とかも出てきて、ついつい「そうそう、こういう人いるよね〜。困っちゃうよね〜。」とか思ってしまうんだが、ここでのキモは彼が如何にして「上司をマネジメントする」ことに失敗したか、ということだったりする。

 

・・・。

 

頭ではわかっていても、なかなか現場では上手くできないんだよね・・・。ちょっと心にチクッと刺さりました。

 

最後の講義で教授が言った「現実世界は当然、複雑で難解だ。マネジメントに正解はないし、この講義も正解や不正解を論ずるものではない。ただ、この講義が、皆さんが組織のマネジメントという課題に直面した時に、ふと、自分が「エリックピーターソン」になっていないか?と振り返る切欠になってくれれば幸いである。」という言葉は、正にこの講義の大きな意義を示していたのではないかなと思う。

 

とりあえず、今日はここまでで。笑