思案投首、香港MBA生活

元銀行員、現香港MBA学生がMBAについて、キャリアについて、私生活について等、彼此考えるブログ

MBA合宿(Residential Program) その1 ーフィードバックについてー

・・・。

 

あやうく前回の更新から一ヶ月経ってしまうところでした。。。

 

私の拙いブログも、開始間もなくして敢え無くインターネットという大海の藻屑と消えてしまうところでした。。。笑

 

 

いや、想定はしてましたけどね、MBA大変なんですよ結構!(言い訳)

 

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さっそくこんな感じで次から次へと課題が配られ、、、

 

・・・、オエッ・・・。

 

ってなっていたわけであります。

 

 

 

ということで、書こう書こうと思っていて書いてなかった、MBAのキックオフイベント、一発目の単位認定授業となるRPという合宿プログラムについて触れておく。

 

 

RPはResidential Programの略で、主に「Team work building」に主眼が置かれた(と理解している)3日間の宿泊型プログラム。

 

RPは、事前課題が与えられており(所謂ビジネスケーススタディー)、それを読んできた上でチームで与えられた課題に対する解決策の提案を作成しプレゼンする、というような内容が中心。

 

ビジネスケース自体も、Ocean Parkという香港のテーマパークが題材になっていて、プレゼンが完了した後に実際にその会社の役員が登場してスピーチをする、といった、いかにも「MBAっぽい」構成になっていて、なかなかに面白かったのだが、

 

私個人としては、これからのMBA生活にむけた根本的な課題を浮き彫りにしてくれたという点で、「学び」よりは「気づき」の多いプログラムだったと感じている。

 

 

なにより衝撃的だったのは、日本人は恐らく苦手としているであろう、「フィードバック」。

 

 

「君たちのプレゼンの初めの2分間は、『時間の無駄』だった。」

 

これが、私がMBAで初めて受取った、クラスメートからのフィードバックだ。

(ちなみに、その2分間というのは、まさに私が喋ったところ。)

 

プレゼンのイントロ部分のスピーチを担当していた私は、日本語でスピーチをするときのイメージで、「まあこんな感じでサラッと喋れば大丈夫だろう」くらいの気持ちで望んでいた。

 

日本生まれ日本育ちの日本人の中では、まあそれなりに英語も喋れる方だ、という過信もあった。

 

が、しかし、何の事はない。人前に出ていざスピーチしようと思うと、考えていた文章が全く出てこない。頭真っ白。

 

結局原稿やスライドを読み上げるだけになってしまった。

 

もともと、時間的制約があり無理矢理にでも時間内にプレゼン作成を完了させなければならかかったこともあり、プレゼンテーション自体も、いい感じにロジックの破綻した、見た目的にも美しくない仕上がりだった。

 

(私のチームは、インド人エンジニア、アメリカ育ちの香港人で、数学系のバックグラウンドを持つ大人しい目の女性、英語にハンデのある中国人と私、という四人組で、プレゼンが得意でリーダーシップを発揮できる人がおらず、グループワークは非常に苦戦した・・・。)

 

当然、出来には不満足ではあったものの、一先ずプレゼンも終わってホッと一息ついていたところに、後ろに座っていたグループから一枚の紙切れが。

 

よく、中学校の頃とかに、誰かの悪口を書いてクラスで回されてたような、あんな感じの紙切れ。笑

 

そこには、他のクラスメートからの、率直(直球!)で建設的なコメントが書いてあった。

 

「初めの2分間は時間の無駄。限られたプレゼン時間の中で、2分間という時間を原稿を読み上げるだけのイントロに使うべきではない。もっと早く本題に入って議論を深めるべき」

 

等々。

 

 

どの指摘に関しても、極めて的を射ていて、改めて顔から火が出そうな気分になった。。。汗汗

 

驚いたのは、これが特にプログラムで要求されていたものではなかったこと。そのグループが自発的に他のグループに対して行っていたものだったのだ。

 

あまり日本ではこういうストレートなフィードバックを受けた経験がなかったので、面食らったが、非常に良い刺激になった。

 

(実際、合宿中の2回目のプレゼンは、このフィードバックのおかげもあって随分と改善したものが作れたと思う。)

 

MBAのプログラムにおいては、こういった「お互いのフィードバック」が非常に重視されていて、チームメイトやクラスメイトに対しても、率直なフィードバック(「もっと喋れ」とか、「もっと人の話聞け」、とか)を忌憚なく行う機会が沢山ある。

 

もちろん、「もっともだなー」と思う事もあれば、正直「イラッ」とする事もあるんだけれども、いずれにしても自分を客観的に見つめ直す良い機会になっている。

 

また、英語というフィルター(若しくは言語というバリア)を通して自分を表現した時に、自分が考えている自分像と、他人が捉える自分像に隔たりが生まれる、ということもよく分かった。

(この話はもう少しちゃんと書きたかったんだけど、まとまりがなくなってしまいそうなので、またの機会に。。。(こうやってお蔵入りする記事が溜まってきそうな予感。。。))

 

 

今後、少なくとも12月までは、今回のチームでグループワークを続けていく事になる。

 

色々と課題の多いグループだとは思うし、「理想のチーム」とは言い難いかな、というのが本当の正直な気持ちではあるけど、一方で非常に学ぶ事の多いグループになるんじゃないかなと思う。

 

お互い、忌憚なく意見をぶつけ合いながら、切磋琢磨していけるよう、フィードバックに対してお互いにオープンであるべく、意識していかなければ、と思う。

 

 

 

 

p.s. 相変わらず取り止めのない文章で、今ひとつ気に入らない。。。文章書くの下手になった気がする。。。これも訓練ですかね。汗